腎臓内科講師 祖父江理先生が執筆した原著論文「Prevalence of anemia in patients with chronic kidney disease in Japan: A nationwide, cross-sectional cohort study using data from the Japan Chronic Kidney Disease Database (J-CKD-DB)」がPLOS ONE誌に掲載されました。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0236132
この論文は日本腎臓学会が2014年に採択された臨床効果データベース整備事業により、日本医療情報学会と協働して構築されたJ-CKDデータベース事業の一次解析論文となっており、全国大学病院の電子カルテより自動抽出された約3万人のCKD患者における貧血有病率やエリスロポエチン製剤の使用率に関する報告となっています。
保存期の腎性貧血の解析としては我が国からの報告の中でも大規模なものになっています。今後のJ-CKD-DB研究の発展により、様々なリサーチクエスチョンに活用できる有用なツールになると考えられています。