腎グループ大学院生の中村英祐先生の論文『Transplant Prognosis in Kidney Transplant Recipients with Diabetes under Mycophenolic Acid-Focused Therapeutic Drug Monitoring』がJournal of Personalized Medicine誌特集号『Frontiers in Chronic Kidney Disease』に採択されました。
内容は以下の通りです。
ミコフェノール酸モフェチルは腎移植の免疫抑制剤として非常に重要な薬剤でしたが、糖尿病を原因とする腎不全患者への腎移植を行う際、血中濃度のピークが低く、遅い傾向にありました。
ミコフェノール酸モフェチルの血中濃度(AUC)を測定し、適切な血中濃度を維持した症例では、糖尿病を原因とする腎不全の方への腎移植も安全に行うことができました。
今後も泌尿器・副腎・腎移植外科と協働して、安全で質の高い腎移植医療に貢献して行ければと思います。