去る2023年12月6日ホテルパールガーデンとウエブ配信のハイブリッド開催にて慢性腎臓病(CKD)重症化予防対策に係る保健事業担当職員等研修会を開催しました。この事業は香川大学医学部附属病院が選定された厚生労働省『令和5年度慢性腎臓病(CKD)重症化予防のための診療体制構築並びに多職種連携モデル事業』補助金により開催されました。
現地30名、リモートにて72名の合計100名を超える参加を頂き、非常に盛会でした。第一部では香川県慢性腎臓病対策協議会/香川大学医学部附属病院腎臓内科 祖父江より『働き盛り世代へのCKD対策~現状と課題、目指す方向性について~』と題して企業がCKD対策を行うことの意義についての講演を行いました。続く第二部では『シンポジウム CKD対策への取組、これからの方向性』として三木町住民健康課 管理栄養士 中山 真季様より「三木町国保におけるCKD予防の取組について」を、百十四銀行人事部健康管理室 保健師 大道 美佳様より「百十四銀行健康管理室の取組について」を、そして一般社団法人香川県腎臓病協議会 会長 南原 義秋様より「香川県腎臓病協議会の活動と体験者の声」をご講演いただき、それぞれの立場からCKD対策の重要性について議論を行いました。
本研修会の趣旨が多くの健康保険組合・共済組合・協会けんぽの方々のみならず、企業の方針を定める方々に届き、香川県における働き盛り世代のCKD対策がより進む契機となったと思います。まだまだ香川県のCKD対策は道半ばではありますが、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。