去る2024年12月4日ホテルパールガーデンとウエブ配信のハイブリッド開催にて慢性腎臓病(CKD)重症化予防対策に係る保健事業担当職員等研修会を開催しました。この事業は香川大学医学部附属病院が選定された厚生労働省『令和6年度慢性腎臓病(CKD)重症化予防のための診療体制構築並びに多職種連携モデル事業』補助金により開催されました。
多くの関係者のご参加を頂き、非常に盛会でした。第一部では祖父江より『働き盛り世代へのCKD対策~現状と課題、目指す方向性について~』と題して企業がCKD対策を行うことの意義についての講演を行いました。続く第二部では『シンポジウム CKD対策への取組、これからの方向性』として丸亀市健康課保健師 楠原想磨様より「腎臓サポート教室の取組」を、香川大学医学部附属病院医療技術部リハビリテーション部門理学療法士加藤 渉様より「腎臓リハビリテーションの必要性とその実際」を、そして株式会社四国電力総合健康開発センター所長 産業医 石川知子先生より「株)四国電力における職員の健康管理について~CKD予防対策を通して~」をご講演いただき、それぞれの立場からCKD対策の重要性について議論を行いました。
本研修会の趣旨が多くの企業・健康保険組合・共済組合・協会けんぽの方々に届き、香川県における働き盛り世代のCKD対策がより進む契機となったと思います。まだまだ香川県のCKD対策は道半ばではありますが、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。