大西啓右先生が執筆した症例報告論文がCEN Case Reports誌に掲載されました

腎臓グループ大西啓右先生が執筆した症例報告論文『Effective endoluminal balloon dilation for difficult removal of tunneled dialysis catheters with long‑term indwelling for 8 years』がCEN Case Reports誌に掲載されました。
本症例報告は、トンネル型透析カテーテル抜去困難例に対して、カテーテル内バルーン拡張術TuLIP (Tunnelled Line Intraluminal Plasty)が有効であったことを示したものです。
近年、透析患者の高齢化に伴いトンネル型透析カテーテルの使用が増加しており、長期間留置による抜去困難例も増加傾向にあります。本法は低侵襲で安全性が高く、このような症例に対する有用な選択肢となり得ます。適用外使用になりますので、当院でも高難度医療技術審査委員会の承認を得て使用しました。日本国内において、この治療法が広く普及することを期待します。

大西先生、おめでとうございます。

https://link.springer.com/article/10.1007/s13730-025-01026-w