守家 聖二

守家 聖二
循環器内科 守家 聖二 【出身校(卒年)】香川大学(2018年卒) 【初期研修先】 【研修時期】2018-2019年

大学病院、市中病院の両者を経験する機会に恵まれるのが入局のメリットです

香川大学平成30年卒の守家聖二と申します。香川大学医学部附属病院で初期研修を終え、後期研修のうち2年間を別の病院で研修した後に現在再度大学病院で研鑽を積んでおります。
学生の頃から急性期疾患の診療に携わりたいと漠然と考えていましたが、研修医で循環器内科を回った時に、急性心筋梗塞などの急性期疾患だけではなく慢性心不全など長い経過で患者様と関わることができることに惹かれ入局しました。実際に循環器内科医としての仕事をはじめまだ3年目ですが、緊急カテーテルのようなスピード感が必要な治療もあれば、心不全の内服薬調整にじっくり考えることができる時間もあり、メリハリを楽しみながら日々診療を行っています。

後期研修医として入局後最初の2年間は、自分の希望もあり香川県内の関連病院の一つである市中病院で研修をしていました。そこでは自分と近い年代の医師はいませんでしたが、その分ほとんどの検査や治療の手技に関わることができ、上級医の先生方も熱心に指導してくださるため、忙しいながらも濃密な時間を過ごせました。県内には多数の関連病院があり、急性期診療に力をいれているところや心臓リハビリテーションを積極的に行っている病院など施設によってそれぞれ特徴があります。また、地域の病院では一般内科として様々なcommon diseaseを見る機会があり、現在の内科研修制度に必要な内科症例も多く経験できます。
大学病院では、それまでは見る機会が多くなかった肺高血圧症や重症心不全、心筋炎など大学病院ならではの特殊な疾患をじっくり診ることができます。また、たくさんの先生方の知識や意見を聞くことができ、いろいろな考え方を知り患者様それぞれの病態に最適な医療を目指すことができるのも大学病院ならではです。さらに、経験した症例を報告する機会も多く、地域のみではなく全国、論文発表となれば世界へむけて情報を自分から発信し、医療の進歩に少しでも貢献できていることを感じることができるのも素晴らしい体験になります。

大学病院、市中病院それぞれに特徴があり、両者を経験する機会に恵まれるのが大学病院への入局のメリットだと思います。ともに香川県の医療を盛り上げていけたらうれしいです。その中で少しでも循環器内科に興味がある、気になるという研修医の先生、学生の方はいつでもご相談ください。一緒に働ける機会が来るのを楽しみにしています。